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社会貢献事業 今村公園

今金町中心部にありながら豊かな緑に囲まれ、喧騒とは無縁の世界。
ここ今村公園には、凛とした空気が流れています。

公園内施設今村邸には、今村家に代々受け継がれたコレクションの数々も展示しております。

日常からちょっと離れてみたいと感じたら、今村公園でひと息ついてみませんか。

今金町ってどんなまち?

今金町は、渡島半島北部に位置するまち。
今金男しゃくやお米など、高品質の農産物が自慢です。

まちに流れる後志利別川は道南唯一の一級河川であり、国土交通省の全国一級河川水質調査において清流日本一に選出されています。
選出回数は令和2年度時点で20回となり、選出回数も日本一。

今金町から函館市・室蘭市まで車で約2時間、札幌市までは約3時間。
今金町を起点に、道南圏の観光地をあちこちめぐることもできます。

自然のめぐみ、そして人びとのあたたかさが心地よいまち、今金町へぜひお越しください。

今金町

今金町の開拓者・今村藤次郎氏について

明治時代、多くの方々が北海道の開拓を行うべく本州から入植しました。

今村藤次郎(いまむらとうじろう)氏は明治3年(1870年)生まれ、愛媛県出身。
利別村(現在の今金町)開拓の先駆者として、明治26年(1893年)に15戸の仲間とともに未開の地へ入植。

防風林の造成・荒廃地の再生利用など地方開発の促進を行い、市街地設置計画を進め、役場や警察などの予定地を設けるなどの功績を残しました。
また、明治39年より村会議員として40年在籍し、今金町の発展に貢献されました。

町名の由来

今金町の「今」という字は、今村藤次郎氏の名字から。
では、「金」という字の由来はどこから来ているのでしょうか?


今村氏が未開の地を拓くため仲間を募ったところ、山形県出身の金森石郎(かねもりいしろう)氏との出会いがありました。
2人は「開拓の喜びも苦しみもシェアしよう、ともに新しい世界をつくろう」と意気投合。
期待を胸に秘め、北の大地へと渡りました。

しかし、彼らを待っていたのは鬱蒼とした森林。
害虫・害獣・ときに荒れ狂う天候…想像以上の厳しさに、ともに入植した仲間たちが次々と脱落。
そして、ついに金森氏も体調を崩し、帰郷することになってしまいました。

苦楽をともにした仲間が、夢半ばでこの地を去る…。
今村氏はこのときの気持ちを、「金森さんと別れるときぐらい悲しかったことは、一生のうちになかった」と【開拓回想録】に書き残しています。

別れ際、自分たちが汗水垂らして開拓したこの土地(現在の今金市街地)の名を今金と付けました。
今金の「今」は先ほど紹介とおり、今村氏の名字から。
「金」の字は、金森氏の名字から。
離れてしまっても2人の友情が風化せず、この土地がさらに発展し、そしてここに住む人びとの幸せを願って名付けたのかと思うと、込み上げてくるものを感じずにいられません。

その後、金森氏は明治42年(1909年)に44年の生涯を終えました。


――時は過ぎ、昭和22年(1947年)。
自治制施行50年目を迎えた利別村は、町制を施行することになりました。

その際、このまちの名前をどうするか?ということになり…。
「今金」という字名が北海道内ですでに浸透していたため、今金町と改称されました。

今村公園の見どころ

今村公園の池

公園内には広い池があり、ゆったりと泳ぐ鯉の姿が。
秋には水面に紅葉が映り込み、息を呑むほどの美しさが広がります。

写真に収めたり、スケッチしたり…。
思い思いにお楽しみください。

木製遊具

木製遊具

ケンケンパや平均台といった、懐かしい遊具をご用意しました。
遊具はすべて木でできており、木のよさ・ぬくもりを感じられます。

お子さまがのびのびと体を動かせるスポットです。

今村翁座石

今村翁座石

まるで椅子のように平らで、大きな石。
かの今村翁もこの石に腰をおろし、拓けゆくまちの景色を眺めたことでしょう。

キクザキイチゲ

公園内にはさまざまな野の花が咲いています。
散策しながらぜひ観察してみてください。

画像は春先に咲くキクザキイチゲ。

公園内の木

公園内には、数々の木々が生い茂っています。

春にはサクラ、秋には紅葉。
色彩の変化をごゆっくりお楽しみください。

ウッドチップを敷き詰めた公園

ウッドチップ

歩道にはウッドチップを敷き詰めました。
足に優しく、まるでクッションのようにやわらかい踏み心地です。

公園内施設 今村邸のご案内

今村邸

公園内施設今村邸では、今村家に代々伝わる茶器や蔵書・絵画など、さまざまなコレクションを展示しております。

図書コーナーの本・漫画は当社社長が厳選しました。
今村邸内にてご自由にお読みください。

また、今村邸をイベントスペース・教養講座の会場などとして利用もできます。
ご利用を希望される方は、ページ下にあるお問い合わせフォームからご連絡ください。

※コレクションルーム内には割れやすいものを多数展示しております。
ご覧の際は破損・お怪我に充分ご注意ください。

茶器と蔵書
展示品
茶器
図書コーナー
所在地北海道瀬棚郡今金町字今金598-4
開園期間5月~10月末
開園時間10:00~15:00

国道230号線沿い・今金小学校から東に140m(徒歩2分)
【今村記念館】の看板が目印です。